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有機物の変遷


土壌生成理論に出会って有機物の変遷を考えるようになった。
それを追求していくと自然栽培が嫌う動物性糞尿の処理が見えてくる。
現在の縦割りで推移する農産物の生産では畜産と耕作とに分けられている。
畜産の糞尿処理は耕畜連携という名のもとに耕作地に捨てられている。
糞尿処理は少し加工することで素晴らしい資源となりえるが
そうならない状態で捨てられるから問題となってくる。

自然栽培を進めようとすると畜産関係からは非難がおきてくる。
糞尿の処理が出来なくなる(捨てられない)からだ。
自然栽培を進めて行くにあたり、糞尿処理の問題は避けては通れないと思うようになった。
今の日本での食は植物性のものでは済まない。ほとんどの人が肉を食べるようになって
どこにいっても当たり前に肉を食べられるようになった。
ではその肉はどうやって生み出され、そこに出てくる糞尿はどうなっているのか知っていなくてはならないだろう。
肉を食べる以上は処理まで考える責任があるのではないかと思う。
私の住むすぐ近くでも畜産はある。糞尿処理には大変な思いで当たっていると思うが臭いが酷くて困る場面も多々ありそうだ。
はたしてそれをどう解決していくべきか問題は大きいと思われる。


自然栽培のセミナーをやるようになって色んな事を考えるようになった。
自然栽培ではその圃場で終結させる事を考える。
何も持ち込まず出来た生産物は収奪するのみという。
実際は何も持ち込まないと思っているのは人だけで自然の循環を考えればそういうことはない。

自然栽培で嫌う動物性肥料
それはそんなに悪いものなのか?
動物性肥料を使うと、出来た生産物が腐るという。
腐敗実験をやってみると確かに腐るものが多いように思う。
それは何故?
自然栽培では一切答えない。
腐るものを食べたいですか?・・・・
そうは思わない。

土壌生成理論から考えると動物性の有機物は非常に良い資源になる。
自然栽培で嫌う動物性の有機物が土壌生成理論では逆になってしまうのは何故だろう?

そこにある問題は状態
有機物としてのおかれた状態に違いがある。

フェノール系代謝産物を出す微生物が関わったかそうでないか。

有機物の変遷に微生物の状態が関わっているが、そのカギはフェノール系かそうでないかだけ。


今までの自然栽培ではそこまで考えられていなくて、非フェノール系の反応を見てたにすぎない。
非フェノール系の微生物が関わった有機物は分解に向かう。たまたま腐敗に向かう状態が多かったのだろう。

フェノール系に導かれたものは腐敗しない。
大腸菌や腐敗菌などが不活性化してしまうからだ。

自然栽培で良くいっていた言葉を思い出す。
そうなるにはそうなる理由があるからだ。

腐敗するもそうならないにもちゃんと理由があるのだ。


腐敗しない状態を作り出すことが出来れば動物性有機物も有用とゆうことか。


そこで土壌生成理論に則り、畜産糞尿の加工を試みる。
有機物はフェノール系に導かれると土になる回路に入る。
その経路にフルボ酸、フミン酸等を経由し腐植となり土になる。
フルボ酸フミン酸は多機能に生物に影響をもたらすことが知られている。
人が嫌う糞尿有機物がどう変化するかを見るに有用であるかどうかを確認できる。

結果、自然界から求められるフルボ酸と同等のものが生み出される。

動物性有機物は関わる微生物の状態を誘導することで腐敗しないものに生まれ変わる。
自然栽培で言われていた腐るものは微生物の状態さえ誘導できれば腐らなくなる。
腐敗実験は腐る環境、腐敗させる状態にある微生物が存在するだけ。

動物性有機物も腐らない環境に導いてやれば腐らないのだ。
動物性有機物が腐る状態を持っていたということになるのか。

これにより今まで言われていた、生産に動物性有機物を使うと腐り易いというのはちょっと違うという事になる。
そうでなければ自然界の循環は成り立たないのだろう。



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