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ネギ定植

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定植を始めた。
毎年3月初めくらいには始めたいと思うものの簡単にはいかない。
ネギ苗がある程度大きくならなければ定植出来ないが
今年は寒さが続いたためになかなか大きくなってくれなかった。
かといって大きくなりすぎるとトウ立ちする。
その加減を見極める事が苗作りのポイント。
このやり方はこうやって定植すると土寄せがいらないのが一番の良いところ。
ここまでが大変だけど後の稲作に力を向けるには良いと思う。
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ハウルくん出動

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ネギの定植時期が来ました。
私は長ネギ生産をマルチを利用する方法でやっています。
ネギの特徴を利用することでこの方法が出来るのですが
行程を作り上げる事でこの数年苦労しています。

頭で考える事は簡単なのですが
それを実際に現場に落とし込む事はなかなか上手くいきません。
試験的な事は何回やった事か・・・・
すでに5年もの時間を費やしているんですね。

今までは行程に手作業があって、それが大量生産のネックだったので
機械化する事にしたのですが、どこにもない機械を作り出す事は大変です。
昨年まででほぼ試験は済み、今年からは量産体制がとれるかどうかというところです。

改良点は見つかっているんですが、それをやり直しながら確実に動く機械を作らなけれななりません。
初号機はほぼ満足できるようになってきました。
ただ機械的に動かしているので、これを制御できる基盤を作らなければいけませんね。
アナログで動かして問題点を洗い出し、それを簡単に制御できるようにします。
このやりたいことを現実にしていくのは専門外のことですけど
楽しい時間でもあります。

これで肥料も農薬も必要としない「元田ネギ」の大量生産に持ち込みたいんですよね。
「元田ネギ」は非常に好評で生産が間に合いません。
どうにか需要に答えられるようにやっていきたいと考えています。

チャレンジ自然栽培でのこの挑戦
ハウル2号機が出来るまでまだ道は長いのかもしれないです。
機械は意匠登録し販売する予定になっています。
簡単じゃないけどね。



稲用土菌ちゃん用に使う有機物を作る

今年の稲用に土菌ちゃんを作りますが、
その前に腐植化させた有機物(堆肥)を作ります。
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作る場所は田んぼ

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表面を少し起こして前に作っていた土菌ちゃんを撒きます。

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田に切り落としていた藁を集めて上に重ねます。
5カ月経ってもまだ青が残っているんですね。
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前回土菌ちゃんを作る時に使った有機物(藁)の残しておいたものを載せていきます。
そしてまた土菌ちゃんを掛けます。
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前回使ったものの残りはすげに土になっているところもあります。
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藁と腐植の土の状態になったものを交互に重ね合わせていきます。
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最後にビニールを掛けて分解と高分子化を促進するようにします。
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後はこのまましばらく放置して土菌ちゃんを作る種有機物として使います。

変化する土

今年もネギの定植の時期に来た。
大急ぎで準備中。ここは昨年もやったところでまた連作だ。
土の出来がもう少し。もともとこの畑にあった草とか残渣だけで外からは一切持ち込んでいない。
団粒も凄くできているのだが、自分ではもう少し足りない感じがする。
ここまで仕上げるのに8年をかけている。
そのもう少しの理由が解っているから今年はやり方に変化を加える。
腐植前駆物質の利用だ。

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ここは上の畑のとなり
この前は多品種で野菜を作った。
できがとてもいいものが出来たが、まだまだ足りない。
赤いのが多いしね。
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ここには昨年の秋から本格的に腐植前駆物質の利用を始めた。
一作終わってみたらビックリしている事がある。
土の色が変わってきている。

写真だと分かりにくいだろうがちょっと赤っぽく見える。
以前から赤い土でなかなか腐植の色が出てこなかった。
それが腐植前駆物質を使ったらなんと一作で腐植の焦げ茶の色が見えてきている。
この変化は凄いよ。

7年かけてなかなか変化しなかったのが一作で変化するとはね。
こうゆう変化はいつも見ていないとわからないから
他のだれにもわからない事だろうけど、変化の仕方に驚く。

土を作るとはこうゆうことなんだよね。

自分の信じるもの

自分の信じるもの

昔と違っていつでも情報を集められる時代になった。
おかげでたくさんの知識を持つことにはなったが
それをどう使えばいいのか?そして確認し確信できるまで昇華することが出来るのか?
が情報の選択になってくる。

農業に向かって真摯に向かい合って感じる事は
中途半端な情報が多い事
解らない事が多いというのもその原因だが
中途半端な情報をばらまく人害が多いと感じるのも確か。
もしかすると自分もその一人かもしれないと思うと
いい加減な事は出来ないと感じてしまう。

私自身はすぐに飽きてしまう性格で
気にならなくなるとその情報は捨ててしまう。
その代わりそうなるまでには徹底的に追いかけていく。
解らない事があれば解るまでやってみたいと思うのだろう。
そうしているうちに何かが違うと感じ始めると熱は冷める。

そのかわり、これはと思うものは追及する。
確信が出てくるとさらに追いかけたくなる。
最近は追いかけたいものが多くなりすぎて
このままではどれも進まないのではないかと危惧
そこで一時的に情報を遮断しようと思っている。
特に自然栽培

自分の思う自然栽培と違うと感じるからで
人が多くなってきてどこか曲がってきていないか?と思うのだ。
そこで慣行、有機と幅を広げて追いかけてみると
違う心理が見えてくる。
安全な食を追いかけたはずなのにいつのまにか
それは自然栽培という流れ-は違う。
今の自然栽培はそこまでの力は無い。
自然栽培はもっと進化しなくてはならないし
いちいちくだらない轡(くつわ)を作る必要は無いと思う。

そうしているところは条件付けを戦略としているところ。
単なる商売であるのだろう。

どうしたら本当に良いと言えるものはできるのか?
そしてそれをどう形に仕上げていくのか?
技術と行程で考えていかねばならないだろう。
その為にはそこのある原理から考えていかなければならない。

農と言う場面においての原理は何か?
やはり土を知ることからではないのだろうか?
私自身が行きついたのは土だったが
土の事が解らないで生産の事など-と思っている。
大まかでも土の事を理解することで生産のやり方が変わってくる。
生物が地上に進出した時から土が出来てきた。
原点から考えていく事の方が小手先の方法論より
ずっと早く理解が進んでいくと思う。
目の前の事だけで動いてしまうからおかしくなってきていると感じるのかもしれない。

第6回九州自然栽培研究会講演会(宗像)

福岡の宗像市で4月14日にセミナーをやります。
主催はタッキーベジガーデンの滝口氏

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第6回九州自然栽培研究会講演会(宗像)
食と健康・環境を考える、永続可能なチャレンジ自然農(自然土壌生成農法)

概要
熊本・菊池にて自然農法による農業生産活動、九州自然栽培研究会を立ち上げ全国を駆け回って啓蒙活動をしている、元田裕次氏に自然栽培の取り組みを自然学、土壌生成論をまじえてお話いただきます。今回の特別講演では、山本徳氏・アグロ資源研究所、ヨコオ畜産部顧問にて活躍。有機農業のすすめ、永遠なる生命の源・土と、微生物を考えるをテーマで講演。

講 師: 元田農園代表 元田裕次  特別講演:山本 徳(樹木医・有機栽培指導)      
    日時:2013年4月14日(日曜)      午前10:00~午後3:30          
場所:宗像ユリックス   福岡県宗像市久原400番地
定員:50名         (先着順で定員に達し次第締め切り)    
参加費:3000円      オーガニック昼食付(宗像魚・タッキーお野菜・石松園無農薬米)

申込先:タッキーベジガーデン 滝口  090-7294-6853・FAX0940-72-5139 


主催 自然農 タッキーベジガーデン
滝口秀明 tel.fax0940-72-5139 MAIL battio@ric.hi-ho.ne.jp
      携帯MAIL takiee1vege@docomo.ne.jp 
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私は土壌生成理論の基本的な話と腐植前駆物質リードアップの話をさせていただこうと思います。
腐植前駆物質
それは地球環境における浄化に関わるものであります。
これが土と微生物と有機物の関わりを結びつけるものの正体。
どこにでも存在するがそれによりあらゆるものの浄化がなされていることに
人は気が付いていなかっただけです。

生物の環境を守り、清浄な状態に持って行ってくれている、なくてはならないもの
生物の基本的な部分を支えるものであったのです。

それをみごとに形にしたものが腐植前駆物質水溶液「リードアップ」なのです。

行動を考える

また最近ブログを書かなくなった。

理由はいくつかあるのだが、一番は気が乗らないから。
まあ、いろんな人と関わりあうようになると書けない事も出てくるのだけど
そういうことを気にせずに書いてきた経緯があるから長く見てきた人には不満だろうなあ~
思ったままを書いていけなくなったら辞めたがいいのかもしれない。

農業を始めて自然栽培に向かい、そこに疑問を持ち新しい道を進むようになったのだけれど
自然栽培を否定しているわけではない。

それどころかもっと先があると感じていて、その先を見たいという気持ちがそうとう強い。
自然栽培も有機農業も慣行農業も、それらは全て農という中の一つであるのだから
みるところを農という大きな視点に切り替えて考えるようになっただけだ。
一つの細かいところにだけ目が行っていては問題は解決できない。
大きな視点から考えて分解していくことで問題点が見えてくる。

「木を見て森を視ず」
この言葉を土壌生成理論の内水氏の本から学んだ。
生産方法にこだわる事は大事かもしれないが、農全体から考えてどうすべきかなんて考えた事があるのだろうか?
やってる側は考えているからそうしているんだと言いたいのだろうが、この言葉通りではないか?
と、こんな風に思ってそれを口に出すと「批判はいけない」と言われる。
意見と批判を混同する人がいるとどうにもまとまらなくなる。
そんな事が嫌になってきている今なのかもしれない。

私の目指す農は安心して食べられるものを当たり前に提供できる事だ。
これを満足させる基準は私自身が食べるものであり、自分自身の為である。
その為に解らない事に向かい続けているのであろう。
自分自身が納得できる方向に進むだけであり、人に左右される事ではない。

ぼちぼちとやっていくか。

そうこう考えてたら娘が友達から教えてもらったというメモをくれた。

A 言われなくとも周囲の状況を理解し、するべき行動をできる
B 言われて事の「その先」を考え、それを踏まえて行動できる
C 言われた事を不足なくできる
D 言われた事は理解し行動するが、満足できるレベルではない
E 言われた事の意味を正しく理解できず、行動も伴わない

見た時にドキッとする内容だ。
なんだこれは?と尋ねたら、あるところの学生の判定基準なのだそうだ。

しばらく見ていたら内水先生の言葉によく通じると思った。
ひとつの行動には、みる視点により評価が変わるが
Aは木ではなく森を見なくてはできない事だ。

気が乗らない理由はどこにあるのかを考えてみて
視点を変えてみるという事を心がけてみるか。





小松島

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金曜から四国の徳島県小松島市に行ってきました。
目的は「有機フェスタ」
自然栽培と慣行農法とのはざまでもがいているように感じていた有機農法の現状を見るためです。
腐植前駆物質の利用で慣行の施設栽培に自信を持った私は、有機栽培でも生かせる事をわかっています。
いや、この有機こそ本来の土俵ではないかと思っているんです。
となれば現状を知るのは当たり前の話で、こううゆう催しをやるところこそ情報源でしょう。


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前日入りし、朝早く準備段階から視察です。
ほうほう~この感じは全国どこでもやっているのとおんなじ
それぞれの生産者が自慢大会として集まり、消費者にアピール。
消費者はいいものを安く買えるのではないかと集まってくる。



目を引いたのはこれ
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なんですか?って聞くと
小松島市を上げての取り組みだという。
対応してくれたのは市職員の方がそこに立っていて説明してくれました。
環境を良くする取り組みを農業の現場から市が後押ししてやっているところが凄い。
しかも農協が協力しているんだというのだ。

有機農業を、環境に良いと思われる方法を皆でやっているところが凄いのだ。
無農薬まではいっていないにしても、環境を重視するところがいい。
そこに有機農業で農薬を使わないという方法論を持ち込む・・・
素晴らしい。
えてして生産現場は自分の事ばかりで動くのだが、皆が生活する環境を良くするということから頑張っているところが違うのだ。
ありきたりの生産方法での自慢大会ではない。
行政まで関わってのこの取り組みは本当に素晴らしいと思う。



小祝さんと。ここまできた理由の一つ。
有機栽培で日本の先頭に立っている一人だと思う。
話を聞いて有機栽培もここまで来ているんだと驚いた。
科学的に追求した方法論には感服、これに土壌生成理論が組み合わされば最高かもしれない。
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言っちゃ悪いが自然栽培は足元にも及びません。
方法論には目的が違うというのがあるので一概に比較はできないです。
考える事は安全性とか生産性だとか環境問題とかになります。
それらをすべて満足できる方法があるはずだとこの人は立ち向かっておられる感じ。
コンセプトは私と同じ気がする。
安全性を求めた自然栽培とは一線引く見方がいいのかもしれないですけど
いやいや、ここまで科学的に追及されてくると自然栽培は何やってんの?って思っちゃうね。
移動にえらく時間がかかり疲れたけどいい時間をもらえたので良かった。
今後を見据えてどうあるべきかを考えていきます。
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